【2015年第2期さんさ男子に就任】
思春期に恥ずかしくなって1度やめてしまった盛岡さんさ踊り。
高校生の時、仲が良かった同級生の元也(現さんさ好みのメンバー)から、
「さんさ踊り、めちゃくちゃ面白いから一緒にやろうぜ。」
と誘われて、また何となくやってみたら、本当にめちゃくちゃ面白かった。
この時から一気に盛岡さんさ踊りにはまった。
その後、現代表の千花子さんと出会って、さんさ好みを立ち上げる話を聞いた。
「千花子さんが何かやるなら、きっと面白いんじゃないかな?」と思って、さんさ好みを信じて頑張っていく事を決めた。
さんさ好みでの活動がどんどん楽しくなっていった。練習の成果を披露できる場があれば、みんなでどこへでも喜んで足を運んだ。
自分たちが楽しいと思う事を一生懸命やって、お客さんから「凄い」「かっこいい」と拍手を貰い、「また見たい」と演舞のお誘いを受けることが、とにかく嬉しかった。
100%を出し続けたさんさ好みでの16年間
【マリオス人口地盤での演舞】
さんさ好みで踊り続けて、気が付けば16年経っていた。
今までを振り返ると、いつも「自分の中でこれだけは変わっていない」と言えることがある。
それは、”舞台でも練習でも常に100%を出し切る”ということだ。
常に100%を出すことを意識していると、苦しいことが沢山ある。
練習がきつい。一生懸命やったのに派遣演舞でしくじった。パレードで賞を狙っていたのに取れなかった。
だけど、いつも100%を出し切っていれば、苦しく感じること以上に、楽しい気持ちをたくさん味わうことが出来る。
踊り・太鼓・笛・唄それぞれの意識が同じ高さに達して、お客さんを魅せられたと感じた瞬間の楽しさと嬉しさは格別だ。
そして演舞では特に意識していることがある。
演舞ではお客さんに私達の練習や経験年数を伝えることはできない。
私達が舞台で踊った結果が、お客さんにとってのさんさ踊りになる。
もしかしたらお客さんの盛岡さんさ踊りに対する第一印象を決める大事な場面に立っているかもしれないし、10回以上見ていて大きな期待を持たれているかもしれない。いろいろなお客さんに、私達の練習の成果を見てもらう。
だから、どんな舞台でも今の自分の100%を見せて、多くのお客さんに喜んでもらいたい。
舞台で自分の100%を見せることができれば、お客さんを自分たちの世界に引き込んで「さんさ好み、やるな!」と思ってもらえると信じている。
その舞台を目指すには、練習でも100%を出し切ることが大切だと思っている。
これからもみんなと楽しい景色を見ていきたい
これからさんさ好みでどうしていきたいかを考えてみたが、私は今のメンバーで楽しい景色を見ていくことが出来れば、それで良いと思っている。
今までみんなと一緒に見てきた沢山の楽しい景色は、全て心に焼きついている。
体力が続く限りは必死に練習して、これからもみんなで楽しい景色を見ていきたい。
今の仲間と一緒にやるさんさはやっぱり楽しいし、今まで沢山のものを与えてくれたさんさ好みに、自分が100%を出し切ることで恩返しをしていきたい。
さんさ好み太鼓リーダー 岡田要治